ゲド戦記とネイティブ・アメリカン その2

今読んでいるインディアン関連の本から、またまた引用。

「われわれインディアンの子供たちは、十二歳から十三歳くらいになると高い山に登り、その山の麓で付き添いの長老を待つ間、ある神聖な場所で祈りをあげる。(中略)するとある時、彼らにヴィジョンがもたらされる。(中略)メディスンマンはそこで、そのヴィジョンを覗きこむ。そうしたら次に名前を与える儀式が執り行われることになる。夢の意味が確定され、それがわかりやすい言葉で子供たちに伝えられるのだ。子供たちはその時、自分が大人になったことを感じ、新しい名前をもらい。人生における自分の目的を知ることになる。」

ゲド戦記の「真の名」に、驚くほど近い気がする。やはり、影響はあったのだ。