Sirens and Silences/Work Resumed on the Tower(1983)

News from Babel
2007年早々に発売された"News from Babel Box"よりNews from Babelの1st。
以前ちらりと書いた待望の"News from Babel"である。ヘンリー・カウの中で一番好きなリンゼイ・クーパー(木管)とやはりカウ〜アートベアーズのクリス・カトラー、ダグマー・クラウゼに、のちにビョークと組むジーナ・パーキンス(ハープ)、ゲストにジョージー・ボーン。全作曲がクーパー、全作詞がカトラー、いやが応にも期待は高まる。
アートベアーズの2ndあたりは、音と音の間の緊張感のみを追求したような究極の「音の羅列」的なものだったが、こちらはより音楽的であり「歌」である。が、前衛音楽には変わりない。ハープも変拍子ミニマルだったりする。しかし、美しい。ドラム以外は一般のロック楽器は皆無だが、やはりこれはロックとしか言いようが無いだろうな。かなり気に入った。