Please Mr. Postman

The Beatles
カーペンターズつながり。
この曲を初めて聴いたのは、中学生の頃買ったビートルズの日本独自編集のデビューアルバム「ミート・ザ・ビートルズ」であった(モノラル)アメリカ盤は収録曲が違うし、イギリスオリジナルは2ndの"With the Beatles"(1963)に収録。
元々は女性ソウルグループのマーヴェレッツ(1961)の曲で、アナログ時代は何回か耳にしている。(ちなみに、戦地にいる恋人からの手紙を待つ歌だったとは知らなかった。ビートルズ【男女逆転】〜カーペンターズ【再逆転】で、すっかり普通の恋の歌になってしまったが)
初めて聴いた時にびっくりしたのが、1番と2番のメロディが歌詞にあわせて変えてある事。これは中学生には新鮮だった。
また、ジョンのリードボーカルがラストのサビの繰り返しで、コーラスの掛け合いのところで、繰り返すたびにアドリブでメロディラインを変えて、あげくにコーラスに同調してしまうところなんかはたまらん!
初期のビートルズはカバー曲が多かったりして、評価的には微妙なのかもしれないが、私は彼らのカバー曲は大変評価している。その理由の一つが前述した彼らのボーカルセンスがカバー曲に生かされている点なのだ。
カーペンターズも良いのだが、前述のラストのサビの繰り返し部をあっさり切り上げているところが個人的には物足りない。