Conan the Barbarian(1982)

邦題「コナン・ザ・グレート
前にも書いたが、昔はいわゆる「コナン」にはまったく興味が無かったため、シュワルツェネッガーは好きであったが(コメディ限定だが)この映画はまったく見る気は無かった。東京創元の全集を買い始めたことと、廉価での発売があったので購入。
予想よりは重厚な作品だった。原作のすべてやアメリカでは原作より浸透していると思われるコミック版も知らないのではっきりしたことはわからないが、ネット情報も参考にすると、さまざまなモチーフは取り入れられているが、ストーリー的にはオリジナルのようだ。私が気づいたのは「黒い海岸の女王」ベーリトの台詞、モチーフがヴァレリアに反映されていること。これは印象深い部分だったので、映画に取り入れて正解だろう。他にも熱心な原作ファンならいろいろとわかるんだろうな。
殺陣が日本ぽいと思ったら、剣術指南は日本の剣術家だとか。またコナンを生き返らせるために体中に呪文を書くのは監督が「耳無し芳一」にヒントを得たらしい。意外に日本につながりがあるのか?マコ(岩松)も出てるし。
映画音楽の作曲家はあまり知識が無いが、バジル・ポールドゥリスの音楽はかなりよかった。