Bjork(1977)

Bjork
ビョークと言う人も昔から気になる存在だった。奥さんが結婚前にシュガー・キューブスとビョークのソロを何枚か持っていた。先日奥さんが正真正銘のソロ第1作を見つけてきた(若干12歳)調べてみるとアイスランドは元々ノルウェー、スコットランド、アイルランドからの移民が作ったと言うではないか。やはりケルトだ!キリスト教以前の宗教的思想も色濃く残っているらしいし、俄然興味が沸いてくる。
ウィキペディアによると「彼女の黒髪と神秘的な顔立ちは、アイスランド人にしばしば顕れる形質で、何故アイスランド人に東洋的とも思われる子どもが生まれるのか人類学的には謎の一つとされている現象である」とのこと。ケルトの頃って、もしかして東洋ともけっこうつながってたんじゃないかと言う私の仮説(?)の証明か・・・・なんて。
彼女の声は「あられもない」声である。こちらまで裸にされているような気恥ずかしい気持ちにさせる。つまりは土足で我々の魂に直接上がりこんでくる声なのだ。そいういう意味では(スタイルではなく)ジャニス・ジョプリンの正統な後継者といえる。そしてこの12歳の彼女もいかにも子供らしいあられもない声だ。つまりは彼女は子供ならではの「あられもなさ」をそのまま保持して大人になったのだといえる。それが彼女の特異性であり天才性なのだな。
アルバムが、いきなりシタールで始まるのにはびっくり。ただし、その後の内容にはまったく無関係。カバーばかりで12歳の彼女が不満を漏らしたというのもすごい話だが、ビートルズのフール・オン・ザ・ヒル以外はよくわからない。スティービー・ワンダーの曲があるという情報もあるし、作曲者にエドガー・ウィンターの名があったりするが、ほんとにわからん。彼女自身の曲は1曲で、それもインストでリコーダーを吹いている。なんだかな。
次はいつになるかわからないが"Kukl"(バンド名ね)を聴きたいな。

ちなみにカテゴリーだが、オルタナであろうがポストロックであろうが私のプログレ心に触れる音楽はすべて「プログレ」ということにさせていただいている。