狂気の山脈にて(1931 発表1936)

ラヴクラフト
太古に地球を訪れた<旧支配者>、クルウルウ、ミ=ゴ等の新たなる侵略者、また<旧支配者>が創造した奴隷人工生命体「ショゴス」等々「時間からの影」に勝るとも劣らない「頭グラグラ」感の古代史だ。また、彼等に対する哀愁感、無常観が語られるのも、他の作品に無い特徴かもしれない。ポオの「ゴードン・ピム」がちょこちょこ顔を出すのもうれしい。ポオもまた挑戦しようかな。