ブルックナー 交響曲第7番

レーグナー指揮ベルリン放送交響楽団(1983)
以前ブル8の聴き比べの時にレーグナーについては触れた。そもそもなぜ彼のブルックナーを買ったかというと、その当時では朝比奈隆ぐらいしか使用していなかったハース版使用だったため、朝比奈以外でもハース版の演奏をおさえておきたかったからだ、ところが聴いてみて早めのすっきりした新鮮なブルックナーに驚き、徐々に揃えようとして4番を買ったあと他が廃盤となってしまっていたのだ。それが徐々に再発が始まったようで、まずは7番が入手できたというわけ。
相変わらずあっさりした清流のような演奏、ブルックナーは濁りさえしなければ、テンポが速かろうと遅かろうと関係ないということがよくわかる。同じあっさり系のシューリヒトをしのぐ部分もある。あとは5番9番の発売が待ち遠しい。