サタデー・ナイト・ライブ ファースト・シーズン

1975.10.11
前にも書いたが「サタデー・ナイト・ライブ」といえばコントを編集したビデオでしか見たことがなかったので、漠然とコント番組かと思っていたら、実は毎回の豪華なホスト、ゲストミュージシャン、そして当時の若手コメディアンによるコントの3本立て番組であった。「モンティ・パイソン」が、当初はTV局からは全く期待されていない番組であったのとは対照的に、あきらかに視聴率を狙った番組であったということだ。米英のお国柄の違いも含めて、こちらは最後まで肩の力を抜いて見られるエンタテーメント・バラエティである。
初回から音楽ゲストがビリープレストンとジャニス・イアン(この組み合わせもすごいが)である。ジャニスは「17歳の頃」と「冬の部屋」というこれ以上無い選曲だ。
またアンディ・カウフマンの「マイティ・マウス」もいきなり初回からだったというのもすごいな。
1975.10.18
この回はポール・サイモンがホストなだけあって、ほとんど音楽番組になっている。フィービー・スノウ、ランディー・ニューマン、そしてアート・ガーファンクルまでやってきて、「ボクサー」や「スカボロー・フェア」まで披露されたら、これはもう涙ものである。
で、解説を見て今後のゲスト・ミュージシャンを確認して気付いたが、今ようつべなどで見られるスタジオでのライブ映像は、かなりこの「サタデー・ナイト・ライブ」からのものが多いということ。音楽的にも貴重な番組だったのだなあ。