ワーグナー トリスタンとイゾルデ

しつこくてすいません。もうこれでしばらく「トリスタン〜」については書きません(笑)
第2幕、愛の二重唱をクライバーフルトヴェングラークナッパーツブッシュ、グッドールで聞き比べた。
トップはやはりフルトヴェングラーになる。本当に欠点が無く、充分に歌わせる場所とテンポを上げる部分とが実に絶妙である。受ける感動も一番である。
クライバーは、ブランゲーネの遠方からの歌声が天上から光がさすように聴こえてくるという私の好きな部分で、チェロがくっきり浮かび上がってくるバランスが鮮烈で捨てがたい。がその後のスピード感は、音楽を楽しみたいという気持ちを若干削ぐ。
クナはこの部分だけなぜか歌手が不調。
グッドールは悪くないが、フルトヴェングラーには1歩譲る。