パーカー・パイン登場(1934)

アガサ・クリスティ
ミトン様より、オリヴァ夫人が登場する事を教えてもらい購入。厳密に言うとミステリーの範疇ではないかもしれない。パイン氏は探偵ではないし(後半はかなり探偵っぽいが)。
解説には「スパイ大作戦」「チャーリーズ・エンジェル」の先駆とあるが、まさにそのとおり。ただし、ミッションは「不幸の解決」。実によくストーリーが練られているし、落ちも秀逸、人生の機微も伺えて、なかなかに味わい深い短編集。
ちなみにオリヴァ夫人はミッションのシナリオ担当、ただしサスペンス専門(笑)