ブルックナー交響曲第5番

朝比奈隆指揮 シカゴ交響楽団(1996)
衛星に入った映像。オフィシャルのDVDがドキュメンタリーを含むらしいから、その演奏部分だけを放送したものと思われる。
しかし、ここまでシカゴ響とブルックナーの相性が悪いとは思わなかった。すべてがあっけらからんとしすぎている。同じアメリカのピッツバーグ響はスタインバーグのブル7でけっこうよかったのだが。
そうなると晩年の朝比奈さんの、遅いテンポ設定も、まったく効果が無い。東京都交響とのカテドラル盤の方がよほどましである。
「シカゴ響を朝比奈さんが振ったという歴史的快挙」だけを感じればいいのかな。