ベートーヴェン 交響曲第9番「合唱付」

カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1962)
シューリヒトの「グレート」を入手したワゴンセールにこれもあった。
自他共に認めるカラヤン嫌いの私がなぜ?と思われる人もいるかもしれないが(いないか 笑)実はこの演奏はアナログ時代もっていたのだ。
多分中学生ぐらいだったと思うが、クラシックもそうそう詳しくないので、当時超有名といえばカラヤンだったので、何も考えず「運命」+「合唱付」の2枚組のLPを買ったのだった。
だんだんクラシックに目覚めてくるとカラヤンなど見向きもしなくなり、挙句はカラヤンファンに向かって、だらしないレガートを「開きっぱなしの口から、よだれが垂れ流しのような演奏だ!」と言い放った事もある(ああ、若かったのね(恥))
さて、そんな演奏(すいません)をなぜ買ったのかというと、ソプラノが我が最愛のリリコ(の一人)ヤノヴィッツなのだった(劇爆)バスはワルター・ベリーだし。(我が最愛のリリコがカラヤンのめんこ(方言)なのが私のささやかな不幸(笑))
結局それだけのために再び聴きたかっただけなのだった。
さて、たぶん30年ぶりぐらいに聴いたこの演奏だが、さすがに美しさだけとれば一級品。しかし、例えば第1楽章はテンポは速いのにレガートがきついので、切れが悪く聴いていて気持ち悪いことおびただしい。
フィナーレのソリストのカデンツァでヤノヴィッツに惚れ惚れ(笑)