地球への追放者(1968)

カール・H・シェール
突然思い出した事がある。SFを読み始めの頃(ハヤカワSF文庫も創刊したばかりで、SFといえば創元SF文庫だった)SFの右も左もわからない為、本屋へ行ってタイトルやカバーを見て買う本を決めていたものだ。
その頃にまさにタイトルとカバーに惹かれて買ったのがこの本。内容とカバーはこちら。
ttp://homepage2.nifty.com/Tetsutaro/Writer/S/S003.html
読んではみたものの、当時本格SFを求めていたのだろう、なんか違うな・・・と。それもそのはず、作者はドイツ冒険SFの金字塔「宇宙英雄ペリー・ローダン・シリーズ」の作者なのである(それを知ったのは大分あとになってからだが)
なので、内容もほとんど覚えていないのだが、そうなるとまた読みたくなってくる。しかしオークション等でしか入手は難しいようだ。
一つだけ覚えているのが、主人公の宇宙人は地球人の女性とロマンスに落ちるのだが、ラストで、遺伝子の関係で僕たちに子供は望めないが・・・というセリフがあったのだけは、しっかり覚えている。思春期の少年に印象深かったのだろう。