モーツァルト レクイエム

ヘレヴェッヘ指揮 RIAS室内合唱団、シャンゼリゼ管弦楽団(1996)
最初はヘレヴェッヘピリオド楽器ブルックナーを演奏している指揮者として聴き始めたが、彼の作り出す合唱空間のあまりにも峻厳かつ哀切の美しさにはまって、いろいろと聴いてみたくなった。あるサイトでモツレクのベストという評判を読み購入してみる。
この人の指揮する合唱は、発声からボリュームコントロールから絶妙である。元々こういう曲は合唱曲なのだから、合唱を第一に考えるべきなのだということを、我々は忘れがちかもしれない。勿論オケも良いのだが、あくまでも合唱に寄り添う形の名演である。こんなにモツレクが美しい曲だと言う事を初めて知った。こういうモツレクを聴いてしまうと、しばらく他の指揮者は聴けないな。
ベートーヴェンの「合唱付」バッハの「マタイ」も取り寄せ中だがかなりかかる模様。他も徐々にだがなるべく入手したいところ。