ブルックナー交響曲第7番

フルトヴェングラー指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1951.4.23 カイロ)
以前、同年5月1日のローマ・ライブ(こちら)の時にちらっと書いた、4月23日カイロ・ライブを何とか入手できた。
世評のとおりドラマティックな力強い演奏で、テンポの変化は許容範囲ギリギリ、もしくはちょっとはみ出ているかもしれない。が、アダージョの情感など尋常ではなく聴く価値は充分ある。
ブルックナーとしてはローマ盤だが、フルトヴェングラーとしてはカイロ盤だろう。
しかし、一月も経っていないのにこの演奏のスタイルの違いはどうしたことだろう。カイロはライブ、ローマは放送用ライブのせいだろうか。