ブルックナー 交響曲第8番 他

クナッパーツブッシュ指揮 ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団(1963)
以前に何回か書いているが、クナのブル8のミュンヘン・フィル盤のCDは、今まで私が認識していた発売は以下の4回。

1989年 MCA盤
1991年 邦盤(ワーナー・パイオニア)
1997年 日本ビクターによるリマスター
2001年 ウェストミンスターによるリマスター

で、どうしても1991年発売のものを確認したかったのだが、運良くオークションで比較的安く手に入った。
発売は1991年だが、ジャケットには
This compilation 1987 MCA Record.inc. Printed in Japan
となっている。1989年盤と同一音源らしいが、1987 だとづれがあるなあ。 1989年盤のジャケット、解説(英語)隅々まで見たが「1987」とはどこにも書いていない。謎だ。しかし、とにかく1989年盤と同一音源を、日本でプレスしたことは間違いないようだ。
と、ここまできて、クナに詳しい方のサイトを見たら、日本発売は1987年とある。ということは、今回入手したのは、1987年盤の再発なんだろうか。
さらに1987年 邦盤はLPから、1989年 MCA盤はテープから、との情報だが、本当だろうか・・・・・
さらにMCAは先立つ1988年にもCD発売しており、こっちはLPからだという。ややこしい。

とにもかくにも、MCA盤と今回の1989年盤の冒頭部を、それこそ何べんも何べんも繰り返し聴き比べた。
音質はまったくといっていいほど同じであるが、ほんのわずかにMCA盤のほうがステレオ的拡がりが強く、低音弦の生々しさが上である。1989年盤はほんのわずかにマイルド(となると、やはりLPおこしなのかな)
個人的にはMCA盤をとる。