都市と星(1956)

アーサー・C・クラーク
「銀河帝国の崩壊」(こちら)の本人による書き直しバージョンである。
新しいアイデアや設定の変更により、より首尾一貫したスムーズな展開になり完成度は増している。
しかし、個人的には完成度は増していても、「銀河帝国の崩壊」のギクシャクしたご都合主義的展開にくらべて逆に物足りなさも若干感じる。
最初に読んだせいもあろうが、「銀河帝国の崩壊」のインパクト、若書きの勢いをとりたい気もする。