ヤノヴィッツの元帥夫人

ヤノヴィッツの元帥夫人の声質がゾフィーのようで違和感がある、という意見を見た。
個人的にはゾフィーのような元帥夫人で何がいけない!となるのだが、きっとここらへんなのだろう、彼女の元帥夫人の映像や正式録音が無いということの理由が。
しかし、ヤノヴィッツの高音は、どこまでも凛としていて透明感にあふれ、音質と音程の安定感は歴代ソプラノの中でもトップクラスである。彼女以外の元帥夫人を聴くと、どこかかしかで、あ、やば、と思う瞬間があるが、彼女は皆無だ。この安定感はその後もポップぐらいしか持ち得なかったのではないか。
追加
1970年のリサイタル映像がDVDになっていた。
魔笛」「タンホイザー」はわかるが、なんとプッチーニの「トスカ」「歌に生き、愛に生き」を歌っている。
勿論、イタオペのイメージは無いが、声は圧倒的だ。