こうやって、話題になるのでいろいろと書いてくると、思い出してくるものである。
"Please Please Me"にはいくつかバージョンがあるのだが、私が聴いていたアルバム・バージョン（ステレオ）はジョンが３番で歌詞を間違えて"カモン"で笑いながら歌っているもので、間違いが無いもの（モノラル）はシングルか日本オリジナル編集のアルバムを買わなければ聴けなかった。（これは、日本オリジナル編集はモノ・ミックスをマスターにしていたという証拠になる）
で、1987年のＣＤ化ではモノが使用され、赤盤でもモノだった。長らく聴きなれた間違いバージョンが聴けないのは寂しかったが、今回のステレオ化で聴くことができるようだ。
同じく"A Hard Day's Night"の"If I Fell"も、ステレオはポールの上ハモリが最後に上ずってしまっていたが、これもモノミックスでは聴くことができなかった。やはり聴きなれたバージョンで聴かないといんずいので、楽しみである。
やはり当時のスタッフはモノミックスの方を重要視していたのだなあ、という事に改めて気づかされる。
