ぶぶ漬け伝説の謎 (2006)

北森鴻
「裏京都ミステリー」シリーズ第2弾で今のところ北森鴻の最新の文庫化である。
このシリーズは、北森鴻の作品の多岐のジャンル(骨董、歴史、考古学、ハードボイルド、料理等々)をひとつにまとめ、さらに京都という味付けをした、北森鴻集大成のシリーズなのかもしれない。京都の名に惹かれて読んでしまったが、最後に読むべきだったかも。
ちなみに、2008年に出版された「なぜ絵版師(えはんし)に頼まなかったのか」はミステリファンならすぐぴんとくるだろうが、クリスティの「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか」のもじりで、収録作も「執事たちの沈黙」とか、今すぐにでも読みたくなるのだが、まあ、北森鴻の全作品を読んだ後、気長に文庫化を待つしかないか。
ぶぶ漬け伝説についてはネット上でも取り上げられている話題だが、ウィキペディアでもこの本を取り上げて説明している。
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%AC%E8%A8%80%E8%91%89#.E3.80.8C.E3.81.B6.E3.81.B6.E6.BC.AC.E3.81.91.E3.80.8D.E3.81.AE.E5.96.A9.E3.81.88