Abbey Road

The Beatles
元々ポールのベースは実にセンスがいいのであるが、このアルバムはポールが制作に一番熱心だったということもあり、これまでで一番見事にはじけ切っている。対位法としても実に素晴らしい。もしお持ちの方がいたら、たまにはベースだけ聴いてみるのもいいかもしれない。
さて、リマスターとしてであるが、やはりクリアになった部分と、その分迫力が減ってしまっている部分があり、一長一短ではある。
今まで気づかなかったこともいくつか。
例えば"Mean Mr. Mustard"でのタンバリンが、聴こえたり聴こえなかったりするのは、弾いたりやめたり、か、ミシシングのスイッチのオンオフかと思っていたが、聴こえなくなったと思っていた部分もかすかに聴こえており、ミキシングのボリュームの上げ下げであった、とか。
"Carry That Weight"で戻ってくる"You Never Give Me Your Money"で、ボーカルとユニゾンのピアノが入っていた、とか。