Ron Allen
"Dream Catcher"に続くロン・アレンのアルバムも、ユーズドでお安く購入。
副題が"Songs of Courtship"（求愛の歌）で、つたない英語力でブックレットを読んでみると、インディアンの伝説の物語によるトータルアルバムのようだ。
以下、簡単なあらすじ。
主人公はシャイな若者で、酋長の娘に恋をしているが、彼女はプライド高く、あまたいる求婚者をよせつけない。
ある日若者は、狩に出たまま、夜が更けてしまった。
その夜に、木々、風、水の精霊たち、キツツキその他の動物たちからの助けにより、最初のフルートを作り、森羅万象の音を元に曲を作った。
村に戻った若者の演奏に、酋長の娘は心動かされ、めでたく二人は結婚した。
部族により、内容の違いがあるようで、日本や海外のサイトを調べたが、このブックレットと完璧に一致しているものは見つけられなかった。
日本では「愛の笛」として邦訳が出ている。
下記サイトの下のほう
ttp://native.way-nifty.com/native_heart/2006/12/index.html
各曲のタイトルを見れば、ストーリーどうりであることは一目瞭然。
1. She Is Untouchable
2. Journey
3. Gift from the Spirits
4. Woodpecker Dance
5. Vision Quest
6. Listen to the Wind
7. Courtship Song
8. Wedding Celebration
物語のトータルアルバムということで、"Dream Catcher"（1995）に比して素朴さが減った分、ドラマティックさは増している。またメディテーション色が深まっており、後の宗教的メディテーションがテーマのアルバムのさきがけかもしれない。
