ドニゼッティ「連隊の娘」

カンパネッラ指揮 パリオペラ座管弦楽団(1986)
トニオ:アルフレード・クラウス
マリー:ジューン・アンダーソン
シュルピス軍曹:ミシェル・トランポン
公爵夫人:エリア・シーザン
以前書いた(こちら)「連隊の娘」である。
こちらは残念ながらポップの録音が無い。しかし、へそ曲がりとしては定番と言われるサザーランド、パヴァロッティ盤は避けたい(笑)なので、メンツからいっても遜色のないこの盤を選んだ。指揮は以前紹介した画像と同じくカンパネッラでライブ録音である。
愛の妙薬」の時、なんと楽しくて気持ちのいい音楽である事か、と書いたが、さらに陰影も深く、実に良くできたオペラである。ほんとにドニゼッティを聴かなくて損してたな。
アルフレード・クラウス、この時59歳であるが、信じられないほど若々しい。この役は当たり役だったようで、これ以外にも複数録音がある。
輸入盤なので対訳が無い。ざっとしたストーリーは把握しているが、セリフで観客が笑うと、何で笑っているのか気になる(笑)
ちなみに、ドニゼッティがフランス滞在時の作曲ということで、オリジナルはフランス語(この盤も)時折イタリア語でも上演されるとか。
しかし、歌手も観客も実に楽しそうで、動きがある分やはり映像で見たい。この舞台の映像が残っていればよかったのに!!