モーツァルト「ポントの王ミトリダーテ」(1770)

ハーガー指揮 ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団(1977)
ミトリダーテ:ヴェルナー・ホルヴェーク
アスバージア:アーリーン・オジェー
シーファレ:エディタ・グルベローヴァ
ファルナーチェ:アグネス・バルツァ
イズメーネ:イレアナ・コトルバス
モーツァルトが14歳で作曲した、彼にとって初めてのオペラ・セリア(シリアスな史劇)である。ミラノで大成功を収め、その後のイタリア・オペラ作曲の足がかりになった作品とか。
しかし、成功したと言うのも良し悪しで、成功したと言うのは当時の聴衆の好みに合わせたのだ、というのが聴いた上での感想。その分、モーツァルトらしさは、以前の子ども時代より後退している気がする。
でも、バルツァが歌うとうれしいな。女性陣はとんでもなく豪華である。
男性歌手も、知らないけれど、やたら跳躍の多いアリアばかりなので大変そうだ。

変わった演出の舞台