モーツァルト「羊飼いの王様」(牧人の王)

マリナー指揮 アカデミー室内管弦楽団(1989)
ジェリー・ハドリー
シルヴィア・マクネアー

セレナータということで、規模は小さい(2時間弱)が、優美な曲揃いでこれは傑作の部類に入るのではないか?重唱も素晴らしく、モーツァルト的特長も顕著である。
以前、マリナーの「フィガロの結婚」を隠れた名盤と評したことがあったが、この「羊飼いの王様」が傑作に聴こえるのは、もしかしたらマリナーの手腕のせいかもしれない。
ここまででモーツァルト十代の作品は終わり、次は著名作である「イドメネオ」(24歳)となるので、とりあえずモーツァルトは一区切りをつけようかと思う。(勿論、いづれは聴くのだが)