ヴェルディ「運命の力」

セラフィン指揮 ミラノ・スカラ座管弦楽団(1954)
マリア・カラス:レオノーラ
カルロ・タリアブエ:ドン・カルロ
リチャード・タッカー:アルヴァーロ
ニコラ・ロッシ=レメーニ:グァルディアーノ神父
レナート・カペッキ:フラ・メリトーネ

さて、最初に聴いた「運命の力」であるカラス盤を、記憶の新しいうちに再び聴いてみる。
他の演奏を聴いた後で改めて聴いてみるといろいろと気づくもので。
タリアブエは名バリトンだが、盛りを過ぎた感は否めない。タッカーも健闘しているが、コレッリバスティアニーニのコンビ(こちら)に比べると若干分が悪い。
神父役はもっと重い声であってほしい。
カラスを聴く時はこっち、男声陣を聴く時はサンティ盤ということになるか。