アバド指揮 ミラノ・スカラ座管弦楽団(1978)
リッカルド:ルチアーノ・パヴァロッティ
レナート:ピエロ・カップッチッリ
アメーリア:マーラ・ザンピエーリ
ウルリカ:エレーナ・オブラスツォワ
他
ヴェルディの「仮面舞踏会」も、けっこういろいろ買ったので、もう充分かと思っていたが、ザンピエーリの歌唱が語り草になった、と言われる録音がある事を知り、廉価だという事もあり買ってしまう(汗)
つきぬけるような凛とした高音は、ザンピエーリには失礼かもしれないが、ヤノヴィッツがイタオペ専門だったら・・・という夢をかなえてくれる。
デアゴスティーニ・オペラの映像(1991)はパヴァロッティの相手はヌッチだったが、ようつべにはカップッチッリとの映像(1986)がある。さすがにヌッチに比してもカップッチッリも素晴らしいし、パヴァロッティは若いために生きがいい。こちらは、さらにそれよりも若い時の二人の音源である。
またオスカル共にキーマン(キーウーマン)のウルリカも、さすがにオブラスツォワ、今まで聴いた中では最高である。
アバドは激情の指揮ぶりで、このオペラの本来の愉悦性が若干損なわれた感はある。
発掘音源系なので、モノラル、音は悪くないが海賊盤の域を出ないのが残念と言えば残念。
また、ボーナス・トラックとして前年のミラノ・スカラ座公演の同曲から10分程度収録されているが、なんとメゾのヴァーレットがアメーリアを歌っている!