先日、ヤノヴィッツのイタオペについて書いたのだが、ヴァルナイについても調べてみた。
彼女の場合、圧倒的にワーグナー、次いでR・シュトラウスが多いのだが、ドイツ・オペラ以外の録音も残っている。また、後年メゾに転向して、脇にまわったりしているので、同じオペラで別役の録音が残っていたりする。また、意外と言うかヴェルディやワーグナー以前の作曲家の録音が一つも無いのだった。
ヴェルディはまず「マクベス」のマクベス夫人がグイ指揮(1951)リヒャルト・クラウス指揮(1954)(ドイツ語歌唱)で2種残っているが、グイ盤のみ入手可能。
「イル・トロヴァトーレ」レオノーラでピッコ指揮(1948)とハーバート指揮(1952)でハーバート盤のみ入手可能。
「シモン・ボッカネグラ」がアメーリアでスティードリー指揮(1950)が入手可能。
「アイーダ」のアイーダがピッコ指揮(1948)が入手不可。
グノーの「ファウスト」がプレートル指揮(脇にまわった1980)(マルト役)でこれは入手可能。
ヤナーチェクの「イェヌーファ」がコステルニチカ役でクーベリック指揮(1966(英語)と1970(ドイツ語))クルカ指揮(1972)ネルソン指揮(1974(英語))で、クーベリックの1970年盤のみ入手可能。
プッチーニは意外にも「ジャンニ・スキッキ」のみツィータ役でサヴァリッシュ指揮(1983)で入手不可だが、ソプラノがルチア・ポップなのだ!二人が共演していたとは!なんとか手に入らんか。
マスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナ」が最初サントゥッツァ役、サヴァリッシュ指揮(1954(ドイツ語))ルチア役でサンティーニ指揮(1978)ムーティ指揮(1979)ですべて入手可能。
ジョルダーノの「アンドレア・シェニエ」はコワニー伯爵夫人役でシャイー指揮(1974と1984)で1984年盤のみ入手可能。
ストラヴィンスキーの「放蕩者のなりゆき」マザー・グース役、これもシャイー指揮(1983)で入手可能。
あとは珍しい作曲家のものがある。
ダルベールの「低地」クヴェネット指揮(1964)入手不可。
オルフの「暴君エディプス王」クーベリック指揮(1966)入手可能。
ワイルの「マハゴニー市の興亡」レヴァイン指揮(1979)入手不可。
バンフィールドの「バイロン卿の恋文」レッシーニョ指揮(1958)入手可能。