ヴェルディ「運命の力」(初演版)

ゲルギエフ指揮 キーロフ歌劇場管弦楽団(1996)
ドン・アルヴァーロ:ゲガム・グリゴリアン
レオノーラ:ガリーナ・ゴルチャコーワ
ドン・カルロ:ニコライ・プチーリン
グァルディアーノ神父:セルゲイ・アレクサーシキン
プレチオシルラ:マリアンナ・タラーソワ
「運命の力」の初演版をいつか聴いてみたいものだ、と以前書いたが(こちら)我慢できなくなったので(笑)たぶん唯一の初演版であるゲルギエフ指揮盤をユーズドで入手、2年後にたぶんほぼ同一メンバーによるDVDもあるのだが、輸入盤かつえらくお高いのでスルー。
ヴェルディ自身は気に入らなかったので改訂したエンディングであるが、個人的にはこうあるべきだと思う(こちら
しかし、音だけを聴いている分には気にならないけれど、場面の順番は明らかにおかしい。
実はレヴァイン盤(プライス ジャコミーニ ヌッチ)(再度こちら)は場面を入れ替えて再構成してあった。
また、サンティ盤(こちら)は、酒場の場面をカットしたりしている。
こんな風に、再構成して、さらにエンディングは初演版にしたら、個人的には理想の「運命の力」ができるんだがなあ(笑)