バスティアニーニ

バスティアニーニの参加する、ドニゼッティの「ポリウト(殉教者)」を再度聴いてみる(こちら
バリトンが活躍するのはヴェルディからで、ドニゼッティの頃はソプラノとテノールが厳然たる主役なので、バスティアニーニの出番があまりない。また、声域的に彼本来より低いようであまり生彩があるとはいえないので、この時耳に止まらなかったのはしかたがなかったのかもしれない。
時折引き合いに出す「「オペラ名作名演全集」(1995)には、バスティアニーニは早世のため録音が少ない、と書いてあったが、それは当時のオフィシャル盤の話で、発掘音源系はかなりの数に上っている。
やはりヴェルディが圧倒的に多いが、カラヤンで味噌をつけたのか(笑)オテロが1枚も無いのが惜しい。(こちら
また、カルメンも2種(バルビエーリ シミオナート)あるが共に入手不可かのが残念。
その数少ないオフィシャルにポンキエッリの「ラ・ジョコンダ」があるが、これがやはりチェルケッティの数少ないオフィシャル盤、かつ名盤とのことで、いずれ入手の予定。