ヤナーチェク「利口な女狐の物語」

マッケラス指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1981)
女狐ビストロウシカ:ルチア・ポップ
森番:ドリボール・イェドリツカ
森番の妻(ふくろう):エファ・ツィクムンドヴァ
校長(蚊):ヴラディミール・クレイチク
牧師(穴熊):リヒャルト・ノヴァク
雄狐ズラトフシュビーテク:エファ・ランドヴァ
行商人ハラシュタ:ヴァーツラフ・ズィーテク
居酒屋の主人パーセク(犬のラパーク):ベノ・ブラフト
パーセクの妻パスコーヴァ(雄鶏、かけす)リブシェ・マーロヴァー

当時新聞に連載されて好評を博した絵物語のオペラ化。
原作は、タイトル通りの、昔話、おとぎ話、民話的な内容だが、ヤナーチェクはそれに追加して、命の繰り返しの神秘(輪廻転生思想)をもりこんだそうな。
その他、風刺も含まれており、一筋縄では行かないので、単にあらすじだけだらだら書いてもしょうがない(っていうか、かなりめんどくさい)ので、興味のある方はネットで調べてください。
(いろいろ見たけど下記サイトが一番わかりやすい
 ttp://www.d1.dion.ne.jp/~t_imac/megitune.htm)

ちなみにレコード・アカデミー賞を受賞した名盤らしい。
輸入盤のユーズドを注文したつもりが日本盤だった。解説が分厚くて、これはラッキー。
「イェヌーファ」もそうだったが、ヤナーチェクはもう近代の枠に入ってきているので、久々の近代音楽で、最初は若干とっつきにくかったが、徐々に慣れてきて、主役のルチア・ポップを楽めた。
歌以外の部分も多いのだが、ヤナーチェクってなんか凄いな、というのがわかってきたぞ。