クナッパーツブッシュの「フィデリオ」

ベートーヴェンフィデリオ
クナッパーツブッシュ指揮 バイエルン国立歌劇場管弦楽団(1961)
フィデリオ/レオノーレ:セーナ・ユリナッチ
フロレスタン:ジャン・ピアース
ドン・フェルナンド:フレデリク・ガスリー
ドン・ピツァロ:グスタフ・ナイトリンガー
ロッコ:デジュ・エルンスター
マルツェリーナ:マリア・スターダー
ヤッキーノ:マレイ・ディッキー
トスカニーニBOXを聴こうと思ったが、さて何から聴くかとなるとなぜか何からも手が付けづらい。じゃあ「フィデリオ」で様子を見ようと思ったが、ならばせっかくだから、まずは以前買いためていた「フィデリオ」(こちら)を聴く事にした。
最近「フィデリオ」の聴き方がわかってきた。ストーリーを無視して、ベートーヴェンの音楽の立派さを楽しむのだ(笑)そういう意味では、このクナの数少ないステレオ・オフィシャルは、充分に立派である。しかし、ちょうどクナが枯淡の境地の時期なので、物足りない点もある。
できれば1950年代や1962年以降のライブ録音であったら・・・と思うクナ・ファンは私だけではないはずだ。