ブラームスの音楽

ブラームスの音楽
ブラームスには有名な逸話があって(以下ウィキペディアより)

ある婦人に送った扇には、シュトラウスの代表作『美しく青きドナウ』の一節が書かれ、さらに「遺憾ながらこの曲はヨハネス・ブラームスの作にあらず」と書き込まれている。
 
また、たぶん誰もが一度は聴いた事がある、という意味で彼の最も有名であろう曲は「ハンガリー舞曲」だが、ブラームスは編曲者であってこの曲の作曲家ではない。
 
このことからもわかる通り、彼は有能な編曲家に過ぎない。曲の中に芯になる確たるメロディが無い。
以前、シューベルトの「グレート」を「まるで延々伴奏だけのように聴こえてしまいかねない」と書いたが、ブラームスは、延々と裏メロが続いているように聴こえる。第1の第4楽章の主題はベートーヴェンの「合唱付き」へのオマージュであるが、その覇気の無いメロディラインは「合唱付き」の裏メロ以上ではない。
なので、ブラームスを聴いていると、確たるメロディが無いので、常にもどかしいような違和感を感じてしまう。