ベルグルンドの「ペール・ギュント」

グリーグ 「ペール・ギュント」組曲
ベルグルンド指揮ボーンマス交響楽団(1971)
以前マタチッチ、リヒテルグリーグのピアノ協奏曲について書いたことがあったが(こちら)
http://d.hatena.ne.jp/hakuasin/20090615
実は店頭で安売りしていた某出版社のCD付きクラシック本で、久々に取り出してみたら、カップリングがベルグルンド指揮ボーンマス交響楽団グリーグの「ペール・ギュント」とベルグルンド指揮ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団のシベリウスの「フィンランディア」であった!当時はシベリウスも興味なく、ベルグルンドも知らなかったので、完璧に見逃していた。
ベルグルンドの「フィンランディア」は近いうちに買うヘルシンキフィルとの交響曲全集に入っているので、まあ良いのだけれど、「ペール・ギュント」はベルグルンドで買う予定が無かったのでこれはうれしい。
さて、この時期のベルグルンドは北欧民族音楽的泥臭さがある、と言われるが、実際に聴いてみると、それは後のヘルシンキ・フィル以降に比しての話で、充分透明感もあり、例の聴いて一発でその曲の魅力を伝える、というベルグルンドの名人芸がここでも楽しめる。
何気に名指揮者ではないか?