シューリヒトのブラ4 もうひとつ

ブラームス 交響曲第4番
シューリヒト指揮 フランス国立放送管弦楽団(1959)
フランス国立放送管弦楽団とシューリヒトの発掘音源シリーズにもブラームスはあるのだが、値段の関係から買わないでいたが、基本的にこのシリーズはモノなのだが、これはステレオだということで無理して買ってしまった。
全体に1964年のシュトゥットガルト盤よりテンポが速い。木管が強めなのはシューリヒトのお家芸だが、ステレオなのでさらにそれが際立っていて新鮮である。弦のうねりや絡み合いもステレオだからこそ味わえる。第4楽章は激烈で、終わった瞬間に歓声があがるのが、この演奏が名演であった事を物語っている。
こういうのを聴いてしまうと、残りのフランス国立放送管弦楽団とシューリヒトの発掘音源シリーズも欲しくなってしまうが、先日も書いたように、一気にBOX化される可能性があるので悩むところだ。