マゼール指揮 ニュー・フィルハーモニア管弦楽団(1977)
ミケーレ:イングヴァール・ヴィクセル
ルイージ:プラシド・ドミンゴ
ジョルジェッタ:レナータ・スコット
他
1幕物のオペラ3作を一夜で上演し、その全体で一つの作品として楽しんでもらおうというプッチーニの構想で出来上がった三部作については、ネットで調べればいろいろと分かるのでここでは書かない。
やはり同じ指揮者が三部作として一気に録音したものの方がいいということで、廉価のマゼール盤を購入。
若き妻をもつ男が、妻の若い恋人を殺してしまう話で、まあヴェリズモの亜流と評されたのもしょうがないかもしれない。
しかし、音楽的には「西部の娘」では違和感があった近代和声の導入が、こちらではしっくり来ている。こなれてきていて、効果的である。明らかに「トゥーランドット」へつながる流れだ。作品としても「三部作」の中でも単独上演が多いというのがうなづけるほど出来は良いのでは。
ドミンゴも若いのであまり耳障りではない。
実はこれも、衛星に入ったレヴァイン指揮の映像を焼いてあるのだが(これもドミンゴだが)やはり未だ見ていない(汗)