モーツァルト「魔笛」

コリン・デイヴィス指揮 シュターツカペレ・ドレスデン(1984)
ペーター・シュライアー:タミーノ
マーガレット・プライス:パミーナ
ミカエル・メルビー:パパゲーノ
ルチアーナ・セッラ:夜の女王
クルト・モル:ザラストロ
テオ・アダム:弁者
マリア・ヴェヌティ:パパゲーナ
(アン・マレー:第2の侍女)

モーツァルト オペラ・コンプリートBOX」の一枚。
全体にゆったりしたテンポで、クレンペラーに印象が近い(遅すぎる部分もあるが)。オケのせいか、非常に柔らかい音作り。勿論、アクセントの付け方や楽器間のバランスに彼ならではの個性はあるが(そういえば、彼はクレンペラーの代役で「ドン・ジョヴァンニ」を振って名声を博したとか)
歌手陣は概ね合格点だが、パパゲーノが、声が悪い、声量が無い、テンポが悪い、良いところが無い、他にいくらでもパパゲーノを歌える人がいただろうに。
セッラはかなり優しい夜の女王になってるな、美声ではあるが。
弁者も、もっと重たい声で歌った方がいい。