ワーグナー「神々の黄昏」

レヴァイン指揮 メトロポリタン歌劇場管弦楽団(1990
ジークフリートジークフリート・イェルザレム
ブリュンヒルデ:ヒルデガルト・ベーレンス
ハーゲン:マッティ・サルミネン
ヴァルトラウテ:クリスタ・ルートヴィヒ
アルベリヒ:エッケハルト・ヴラシハ
グンター:アンソニー・ラッフェル
グートルーネ:ハンナ・リソフスカ

アゴスティーニ・オペラである。
ギービヒ家の3人が、貴族らしい品が無い。ハーゲンは悪役のかっこよさとかダンディズムがあって良いと思うのに。
ベーレンスは力み癖があるが、当時は最良のブリュンヒルデの一人であったろう(グィネス・ジョーンズはブリュンヒルデにしては「女」すぎるし)
イェルザレムは後半疲れたのか、声が不安定になってしまった。
レヴァインの聴かせどころのテンポダウン癖は相変わらず。
しかし、ト書きどおりの「指環」のソフトは現在これのみだし、デアゴスティーニの値段を考えれば入門編としてはこれ以上のものは望めまい。