ワーグナー「神々の黄昏」

クナッパーツブッシュ指揮 バイロイト祝祭管弦楽団(1957)
アストリッド・ヴァルナイ:ブリュンヒルデ
ヴォルフガング・ヴィントガッセン:ジークフリート
ヨーゼフ・グラインドル:ハーゲン
ヘルマン・ウーデ:グンター
エリーザベト・グリュンマー:グートルーネ
グスタフ・ナイトリンガー:アルベリヒ
マリア・フォン=イロスヴァイ:ヴァルトラウテ
ドロテア・ジーベルト:ヴォ-クリンデ
ポーラ・レンチナー:ヴェルグンデ
エリーザベト・シェルテル:フロスヒルデ
ビルギット・ニルソン:第1のノルン
エリーザベト・シェルテル:第2のノルン
マリア・フォン=イロスヴァイ:第3のノルン
まず、序幕の夜明けから二重唱、ジークフリートのラインの旅は、今までに聴いた中で最も感動的だった。あの1951年盤を上回る!
(細かい話をすれば、1951年はヴァルナイは1957年よりいいが、アルデンホフの音程が不安定なのが耳につくし、音楽の流れも1957年のほうが若干いい)
今までの3作もそうだったが、この1957年盤はクナもオケも歌手も、乗りに乗っているという雰囲気がする。
それがそのまま「ブリュンヒルデの自己犠牲」まで疾走するので、すべてを聴き終ってからの感動も今までにないものだった。
まとめると「ラインの黄金」は文句なく1957年盤。
ワルキューレ」についてはこちら
ジークフリート」消去法で1956年盤ということになろうか。
そして「神々の黄昏」はこの1957年盤であろう。
さて、これでやっと「パルジファル」1961年盤を聴ける。これでオペラ・モードは終れるか?(笑)