ロジェストヴェンスキーのシベ1

シベリウス  交響曲第1番
ロジェストヴェンスキー指揮 モスクワ放送交響楽団(1974)
これはびっくりした。HMVから引用したほうが早い。

演奏はとにかくパワフルで強烈。随所で聴かれる金管軍団の炸裂サウンドを筆頭に、鋭利で強靭にしなる弦楽器、異様に表出力が強い木管群、カミナリのようにとどろくティンパニと、通常のシベリウス演奏の枠を大幅に上回る力感の誇示には驚かされます。

常々、オケ内の木管が、伴奏や添え物扱いされるのが不満な私には溜飲が下がる演奏だが、それ以上に、この爆裂系の演奏が、意外に外面的効果を狙ったものではなく、真摯な音楽表現がゆえであることがうれしい。だから、これは「あり」であろう。音楽の起承転結が実によくわかる。