アブラヴァネルのシベリウス交響曲全集

シベリウス  交響曲全集
モーリス・アブラヴァネル指揮 ユタ交響楽団(1977)
アブラヴァネルという指揮者は、まったく知らなかったのだが、ネット上でけっこう評判が良かったので買ってみる。
アブラヴァネルは、オスマン帝国生れのユダヤ系スイス人、1903年生まれというから、コンヴィチュニーヨッフムムラヴィンスキーあたりと同世代。
やはりユダヤ系のクルト・ヴァイルの門下に入り、ドイツで活躍を始めるが、ナチス政権誕生によりフランスへ、フランスの反ユダヤ運動によりさらにオーストラリアを経て最終的にアメリカへ。各地でオペラ指揮者として活躍したが、ユタ交響楽団を、ほぼ一から鍛え上げ、レコード契約を結べるほどのオーケストラに育てた(以上ウィキペディアのまとめ)
マーラーチャイコフスキーの交響曲全集が有名らしいが、せっかくオペラでも活躍したのだから、オペラの録音も残しておいてほしかったな。