ストラヴィンスキー「結婚」「きつね」「兵士の物語」(とレコメン系)

ストラヴィンスキー「結婚」
アシュケナージ指揮 ベルリン・ドイツ交響楽団(1994)

ストラヴィンスキー指揮 コロンビア室内アンサンブル(1959)
この曲は「バレエ・カンタータ」という初めて耳にするジャンルの曲である。歌手のソリスト4人と合唱が常に歌っている。これでバレエ音楽なのだから、最初はちょっと戸惑った。編成もオーケストラ+ピアノ4台で、それも打楽器的扱い。そういう点からもわかるように、かなりアグレッシヴな現代音楽で、面白い事は面白い。
下記のサイトで、内容と映像が紹介されている。
ttp://blogs.yahoo.co.jp/wolf_orphnoch7733/3399381.html


ストラヴィンスキー「きつね」
ストラヴィンスキー指揮 コロンビア室内アンサンブル(1962)
バーレスク(ブルレスク)(ちょっとお下劣なドタバタ喜劇といったところか)ともいわれる声楽付きのバレエ音楽で「結婚」と同系統の作品。
「結婚」も「きつね」もなんかどっかで似たような雰囲気を味わった気がすると思ったら、ヘンリー・カウやその後裔のアート・ベアーズ、"News from Babel"等のレコメン系の元祖的雰囲気がするのだ!

ストラヴィンスキー「兵士の物語」組曲
ストラヴィンスキー指揮 コロンビア室内アンサンブル(1961)
この曲はタイトルは聴いた事があるが、管弦楽BOXに入っていなかったのが自演BOXに入っていたので助かる。
「朗読と演劇、バレエを総合した舞台作品」をさらに組曲化したもの。
声楽が無く、若干キャッチャーではあるが、やはり「きつね」や「結婚」のようなアバンギャルド。ストラヴィンスキーはこの後新古典主義となるが、原始主義と新古典主義の間に、アバンギャルド期があったと考えていいんだろうか。