コナン・ドイル「北極星号の船長―ドイル傑作集2」

コナン・ドイル北極星号の船長―ドイル傑作集2」
創元推理文庫版のドイル傑作集2である
怪奇小説編ということもあり、「大空の恐怖」「北極星号の船長(ポールスター号船長)」「樽工場の怪(たる工場の怪)」「青の洞窟の怪」「革の漏斗」が新潮社版と重複し、これだけで半分のページ数を占める。
個人的には、スコットランド古代ローマの砦址で、ケルト人ととローマ兵だった過去世がよみがえった若い夫婦の話「ヴェールの向こう」が興味深かった。
また、時代的に、交霊会を始めとする心霊関係がテーマの作品も多い。