ラフマニノフの声楽付き管弦楽曲と「ヴォカリーズ」

ラフマニノフの声楽付き管弦楽曲と「ヴォカリーズ」
ラフマニノフ
合唱交響曲「鐘」
カンタータ「春」
ヴォカリーズ
スヴェトラーノフ指揮 ソヴィエト交響楽団(1979 1984 1973)
ラフマニノフ・BOXにもラフマニノフ・コレクションにも管弦楽伴奏付きの合唱曲が収録されていなかったので、急遽購入。
合唱交響曲「鐘」は、ポーの詩からインスパイヤされたロシア詩人の詩を元にした曲とのことで、フィギュア・スケートでしばしば使用されるピアノ曲前奏曲 嬰ハ短調(鐘)」は別曲。
さてポーというから、どんなにおどろおどろしいのかと思いきや、溌剌とした美しい曲である。詩の内容はおどろおどろしくないんだろうな。
逆に「春」の方がタイトルと違って、暗く劇的である。最後の最後で穏やかな曲調になるので、それまでは厳しい冬を表していたのかな。両方とも感動的な曲。
ヴォカリーズのみ、歌曲の管弦楽化であるが、これがまた抒情的な美しさにみちていて、原曲が聴きたくなるな。聴いた後に知ったが、有名曲らしい(汗)本人による管弦楽化もあるが、こちらは v.kin なる人による管弦楽化
こちらは誰による編曲か明記されていない。

アンナ・モッフォ ストコフスキー指揮