メンデルスゾーン ピアノ協奏曲第2番 交響曲第2番「讃歌」

メンデルスゾーン  ピアノ協奏曲第2番 ニ短調
デレク・ハン(ピアノ)
ガンゼンハウザー指揮、イスラエル室内管弦楽団
1番同様に激しい曲調だが、後のヴァイオリン協奏曲に通じる抒情性の萌芽がみられる。メンデルスゾーンの作風も徐々に変化してきていることがわかる。

メンデルスゾーン  交響曲第2番 変ロ長調「讃歌」
ヘレン・ドーナト(ソプラノ)
ロートラウト・ハンスマン(ソプラノ)
ヴァルデマール・クメント(テノール
サヴァリッシュ指揮、ニュー・フィルハーモニア管弦楽団
以下ウィキペディアより

ベートーヴェン交響曲第9番を彷彿とさせる独唱と合唱の付いたこの交響曲は、初演当初かなりの人気を博したが、以降は長い年月を経て作品は顧みることもなく、人々の記憶から遠のいた存在であった

という作品で、個人的にもメンデルスゾーンが「合唱付交響曲」を作曲していたとは知らなかった。
全体が2部に分かれ1部はオケのみの3楽章、2部が合唱と独唱の7楽章。乱暴な言い方をすれば、ベートーヴェンの第九の始めの3楽章+バッハのマタイのような曲。
オケのみの第1楽章は12分間疾走しっぱなしの鬼気迫る曲で、これだけでも聴く価値はあるが、それ以降も聴き応えは充分である。20世紀中盤から再評価が高まったというのもむべなるかな。