シューリヒト ウィーン・フィルのモーツァルト 交響曲第41番

モーツァルト 交響曲第41番
シューリヒト指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(1960)
というわけで、聴いたばかりの41番から。ザルツブルグにおけるライブである。
第1楽章は、オケが始まった時点のテンポより、シューリヒトがどんどんテンポを上げようとして、オケとのづれが若干ある。リハの時のテンポ設定よりシューリヒトがテンポを上げたかのようである。もしかしらた、その時のインスピレーションでテンポを上げたのかもしれない。ある意味例のライブにおける爆裂系シューリヒトの範疇に入る。
アンダンテとメヌエットは一転して、ゆっくり目のテンポでウィーン・フィルの美しさをたっぷり聴かせる。
フィナーレはまた早めのテンポに戻るが、オケも心得たもので、もう乱れはない。
オケの差もあり、シューリヒトのモーツァルト第40番としては、オフィシャルよりこちらを採る。