ハイドン
交響曲第67番
交響曲第68番
交響曲第69番「ラウドン」
フィッシャー指揮 オーストリア・ハンガリー・ハイドン管弦楽団(1997)
67番は、第1楽章が楽想がどんどん湧き出でる感じのめくるめく音楽で、こういう音楽はハイドンには珍しいのではないか。
アダージョは味わい深く、メヌエットは民族音楽風なのが珍しい。
フィナーレは中間部にアダージョを挟んでおり、フィナーレとしては破格ではないか。
ウィキペディアによると「弦楽器に様々な奏法が使用され、創意工夫に富んでいる」との事。
68番は、全体が軽やかさで統一されている。アダージョまでも軽やかな印象を与えるというのは珍しいのではないか。
69番のニックネームは献呈した将軍の名前だそうだ。アンダンテの細かいリズムの刻みがベートーヴェンの「合唱」のアダージョを髣髴させる。
第67番