いしかわじゅんの「憂国」

いしかわじゅん憂国」(1980)
昔「漫画エロジェニカ」という雑誌があって、雑誌の自動販売機(今はあるのか?)でよく買っていた。
基本的にはエロ漫画の雑誌ではあるが、妙にシュールな作品揃いで、若き日の私の周りでもけっこう話題になっていた。(最近調べたら高取英が編集長の時代で「最高12万部弱を売り上げた(高取英ウィキペディアより)との事)
その雑誌に掲載されていたのが、いしかわじゅんの「憂国」で、この後しばらくの間いしかわじゅんにはまったものだ。
で、手元にないなあ、と思い出してユーズドで購入した。
シリアスな展開が、対象を替えるだけで一気にナンセンスになる、というカタルシスは、今読んでも新鮮である。