ヤングの「ジークフリート」

ワーグナージークフリート
シモーネ・ヤング指揮 ハンブルク州立歌劇場管弦楽団(2010)
クリスティアン・フランツ(ジークフリート
ペーター・ガイヤール(ミーメ)
ファルク・シュトルックマン(さすらい人)
ヴォルフガンク・コッホ(アルベリヒ)
ディオゲネスランデスファフナー
デボラ・ハンブル(エルダ)
キャサリン・フォスター(ブリュンヒルデ
ハ・ヤン・リー(森の小鳥)
ミーメ役が「ラインの黄金」のザッヒャーから、その「ラインの黄金」でローゲをやったガイヤールに替っている。どういう事情があったか知らないが、こういう事はあまりやって欲しくない。
それはさておき、演奏は推進力抜群で、やはり「ジークフリート」は速いテンポの方が楽しめる。しっとりとした味わいも相変わらずで、これまでの3作の中で一番出来がいいかもしれない。
このオペラから登場するジークフリートのフランツであるが、悪くはないのだがミーメ役ガイヤールの声質が強いために若干喰われ気味である。そういう点からも配役に疑問が残る。
さて、いよいよ次は「神々の黄昏」であるが、このジークフリートブリュンヒルデだと・・・若干不安が残るか。