ショルティのワーグナー「さまよえるオランダ人」

ショルティ指揮 シカゴ交響楽団(1976)
ノーマン・ベイリー:オランダ人
ジャニス・マーティン:ゼンタ
ルネ・コロ:エリック
マルッティ・タルヴェラ:ダーラント
イソラ・ジョーンズ:マリー
ヴェルナー・クレン(テノール:舵取り)他
ショルティワーグナー・BOXである。
3幕バージョンの救済あり版「ゼンタのバラード」はト短調である。
主役2人はあまり録音が多くない。
昨日、ちらっと触れたジャニス・マーティンは大変素直な美声である。
オランダ人役のノーマン・ベイリーは、ハイティンクの「魔笛」で弁者を演じているのを持っている。未完に終わったクレンペラーの「ワルキューレ」でヴォータンを歌っているとのことだが、私の持っているクレンペラーの「ワルキューレ」は輸入盤で1幕のみ。調べたら日本盤は2CDで、その2枚目にノーマン・ベイリーのヴォータンが収録されているようだ。うーん、今さら買い直すのもなあ・・・・
そのノーマン・ベイリーであるが、タルヴェラと声質がかぶってしまってこれは配役の失敗か?
そのタルヴェラやルネ・コロ、イソラ・ジョーンズは御馴染みの一流歌手で期待通り。